限度額適用認定証

妊娠がわかり母子手帳が交付されたら申請すると安心なのが、『限度額適用認定証
母子手帳とマタニティマークと並んでお守りになるでしょう。

同じ月(1日から月末まで)にかかった保険診療の対象となる医療費の自己負担額が高額になった場合、自己負担限度額を超えた分が、後で払い戻される制度が『高額療養費』です。

でもこれ、いったん自分で医療費を負担しなければいけません。

医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、『限度額適用認定証』を加入している健康保険に申請します。
窓口に『限度額適用認定証』を提示することで、軽減された自己負担分の支払いのみで済みます。

限度額適用認定証』は申請後、手元に届くまでにかなり日数がかかります。入院が決まってから申請しても、退院時に間に合わない場合も。
そのため、母子手帳が交付されたら申請しておくと安心です。

また、『限度額適用認定証』には使用期限があります。
使用期限が過ぎたら、すぐに健康保険に返却しないといけません。
紛失した場合も、健康保険に連絡し再発行の手続きを行いましょう。

◇限度額適用認定証をご利用ください(協会けんぽ)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat550/1137-91156

妊娠・出産は病気ではないため保険診療の対象とはなりませんが、
症状によっては保険診療の対象となリます。

◎保険診療の対象となる妊娠出産トラブル
つわり
切迫流産
子宮頸管無力症
妊娠高血圧症候群
妊娠糖尿病
羊水過多・過少症
切迫早産
前期破水
吸引分娩
帝王切開
新生児集中治療室への入院
など

限度額適用認定証』の申請は、会社を経由しないといけない場合、被保険者もしくは被扶養者が申請できる場合があります。
申請方法については加入している健康保険によって違うので、事前に確認しておくといいでしょう。

◇健康保険限度額適用認定証(協会けんぽ)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g2/cat230/r121

私は母子手帳をもらった後すぐに、健康保険組合に直接申請しました。
妊娠中は妊娠糖尿病、出産時は帝王切開でした。
おかげで妊娠中、出産時の医療費の自己負担額は少なくて済みました。

長いようであっという間の妊娠期間。
どんな病気になるかわかりません。
そんなもしもに備えておくと安心です。